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日本酒のソムリエになるには?日本酒に関わるおすすめの資格3選

高級レストランなどで食事や好みに合うワインをスマートに提案してくれるソムリエ。

ワインリストを見ても、ワインの味わいや特徴がわからないことが多いため、ソムリエは頼りになる存在です。

日本酒にも多くの種類や銘柄があるため、ソムリエ的な存在がいてほしいと思うこともありますよね。

また、「自分のお店で日本酒を提供している」「日本酒の魅力をもっと広めたい!」などという理由で、日本酒のソムリエを目指したいと考える方も多いのではないでしょうか。

「日本酒ソムリエ」という資格はまだありませんが、ソムリエに匹敵する知見が得られる日本酒の資格はいくつかあります。

この記事では、ソムリエのように日本酒について深い知識が得られる資格をご紹介します。

 

ワインのソムリエの役割とは?

ソムリエを一言で言えば、“ワインの専門知識を有する専門職”です。

ワイン発祥の地であるフランスでは「sommelier」と表記され、かつては王侯貴族の毒見役だったとも言われています。

フランス革命後、王宮で働いていた人が街中でレストランを開くようになり、現代のソムリエの原型が誕生しました。

ソムリエの主な活躍の場は、当時も現在も変わらずレストランです。

客の要望に応じて相応しいワインを選び提案するだけでなく、ワインの仕入れ、在庫の管理、ワイン リストの作成など、レストランの裏方としても活躍しています。

日本酒の業界でソムリエのような立場を目指すには、日本酒の銘柄や造り方に詳しくなることはもちろん、お酒ごとに最適な温度や管理方法、食べ物とのペアリング、シチュエーションに合わせたお酒の選定スキルなど、習得しなければならないことが多くあります。

 

日本酒のソムリエを目指せる資格とは?

先述したとおり、日本酒のソムリエ的な立場を目指すなら「どんな料理に合うのか?」「どんな銘柄を仕入れればいいのか?」「どんな状態でお酒を管理をすればおいしく飲めるのか?」といった視点は不可欠です。

日本酒ソムリエという資格はありませんが、日本酒に関する深い知識や技能を測る資格が存在しています。

ここでは、代表的な3つの資格についてご紹介します。

 

・SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)

ワインのソムリエを輩出する一般社団法人日本ソムリエ協会が認定します。

難易度が非常に高く、ソムリエに準じるような日本酒のスペシャリストを育成することを目的とした資格です。

 

・唎酒(ききさけ)師

日本酒に関する資格の中では知名度の高い資格です。

飲食店や酒類の販売店で勤務している人が広く取得しています。

「日本酒の有効なセールスプロモーションの実行力」を身に付けるための資格と定義されています。

 

・日本酒検定

日本酒についての理解を深め、個人としてその世界をより楽しむことを目的に作られた検定です。

5級〜1級まで区分されており、日本酒の初心者から専門的に扱う上級者まで広く受検しています。

酒ディプロマや唎酒師とは異なり、試験にテイスティングはありません。

 SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)とは

日本を代表するソムリエ・田崎真也氏が会長を務める一般社団法人日本ソムリエ協会では、日本の食文化の一層の普及と向上を目的に、2017年から日本酒・焼酎の認定制度「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」を立ち上げました。

「ディプロマ」の言葉の意味は、高等教育機関などから発行される卒業証明書のことです。

ソムリエが難関資格であることから想像できるように、酒ディプロマも一朝一夕で取得できる資格ではありません。

例えば日本酒の醸造方法や主要産地の情報、料理との相性などに関して深く理解しておかなければならないうえに、2次試験のテイスティングや論述試験の難易度も相当な ものです。

2018年にはロンドンで「SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL」が開催されており、国際資格としてもデビューしました。

2021年も中国、台湾、アメリカ、ドイツで試験が開催される予定です。

SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)の資格を取得するには

酒ディプロマの募集要項では、受検資格は満20歳以上、国籍や職種、経験は一切不問と表記されています。

資格取得のためには一次試験の学力試験(従来の筆記試験)と二次試験のテイスティング・論述試験の両方に合格しなければなりません。

一次試験は、試験会場に設置されたコンピュータに表示された問題に回答する「CBT試験」を実施。

試験内容は協会が制作した教本『J.S.A. SAKE DIPLOMA』の内容に準じており、日本酒の歴史や醸造方法、種類、テイスティングのノウハウなどが出題されます。

二次試験では、テイスティングと論述試験が行われます。

2020年以降、一次試験の合格者は、向こう5年間で3回まで1次試験が免除されるようになりました。

新しい資格ということもあり、レギュレーションはたびたび変更されるため、受検前には必ず協会のウェブサイトを確認しましょう。

 唎酒師(ききさけし)とは

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が認定する「唎酒師」の資格は、飲食店や酒販店などで働く人が取得するケースが多く、1991年に資格が制定されて以来、累計4万人以上の唎酒師を輩出しています。

唎酒師は日本酒に合う料理の提案、料理メニューの開発、消費者視点での販売などのノウハウを高められる実践的な資格のため、接客の最前線で活躍する人が目指す資格の一つでもあります。

SSIでは「日本酒の有効なセールスプロモーションの実行力」を身に付ける資格としており、日本酒の魅力をわかりやすく伝えたり、日本酒愛好家を増やす企画立案力・実行力を高められるとしています。

唎酒師(ききさけし)の資格を取得するには

唎酒師の受検資格は20歳以上で、資格を取得するにはSSIが提供するカリキュラムを受講する必要があります。

資格取得までの道のりは5つのコースに分かれており、最終的な受検方法は試験を受けるか課題を提出するか、都合に応じて選択可能です。

「通信プログラム」と「eラーニングプログラム」は提出した課題が基準に達していれば、カリキュラムを受けるだけで合格できますが、数か月の時間がかかります。

「2日間集中プログラム」「1日通学コース」「オンデマンド受講コース」は、受講・学習期間は短く済みますが、後日一次から四次試験までを受検しなくてはなりません。

1次と2次は選択式の筆記試験、3次はテイスティングとなり、4次試験は日本酒のセールプロモーションを考案する記述式試験です。

 日本酒検定とは

日本酒検定は、唎酒師と同様にSSIが運営する検定です。

日本酒の魅力を広く消費者に伝えることを目的としており、年間約1,500名が受検して日本酒の知見を広げています。

試験の内容にテイスティングはなく、知識だけを問う形式のため気軽に挑戦できます。

日本酒検定は5級・4級・3級・2級・準1級・1級と6つの難易度に分かれており、出題分野は歴史、文化、造り方、モラル・マナー、楽しみ方、雑学などです。

入門編である4級・5級は「日本酒の基礎知識、周辺知識を活用して自身が日本酒の魅力を楽しめる者」が合格者の人物像となっています。

3級ではさらに「特徴、魅力を理解し、第三者に伝える能力」が加わり、2級は「新たな楽しみ方の考案」も問われます。

最難関の1級と準1級では「日本酒のあらゆることに精通し、後世へ適切に継承発展を行える者」となり、合格へのハードルも一気に高くなります。

日本酒検定を受けるには

日本酒検定は、20歳以上であれば誰でも受検できます。

ただし、1級は準1級合格者、準1級は2級合格者、2級は3級合格者のみ受検可能です。

また、日本酒学講師と酒匠に認定されている方は準1級から、唎酒師の資格を持っている方は2級から受けることができます。

4級と5級はネット受検も可能なため、自分の日本酒の知識を試すために挑戦する人も多くいます。

3級はCBT受検と会場受検が選択でき、準2級以上はすべて会場での受検となります。

 

このほかの日本酒に関する資格

ここまでご紹介した資格のほか、「酒匠(さかしょう)」や「日本酒学講師」なども、日本酒に関して深く学び、魅力を広く伝えられる資格です。

酒匠は唎酒師の上位資格として位置づけられ、日本酒に加え焼酎も取り扱います。

酒匠はテイスティング能力を高め、香りや味わいの視覚化や数値化を行うことで周囲の 人に日本酒・焼酎の真の魅力を広く伝えることが目的です。

居酒屋やレストラン、酒販店の経営者、酒類卸売業のバイヤーなどが持っていると、より信頼性が高まるでしょう。

日本酒学講師はその名の通り、日本酒や焼酎の「先生」となれる資格です。

資格取得後は全国で日本酒ナビゲーター及び焼酎ナビゲーターの認定セミナーを開催したり、セミナー参加者へ資格の認定をしたりすることができます。

これらの資格は、酒ディプロマや唎酒師よりも活躍できる場所が広くなります。

日本酒に関して、高度な知識や魅力を伝えるスキルを伸ばしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。

 

日本酒のソムリエを目指し、資格取得を目指してみては?

日本酒ソムリエという資格はありませんが、日本酒について深く理解し魅力を広めたり、客の要望に合わせた提案を行うなど、「ソムリエ」に近いスキルを習得できる資格はいくつかあります。

資格によって学ぶ知識やスキル、またそれらが必要とされるシチュエーションも異なります。

自分がどのように日本酒と接したいのか、目的を考えて資格を選ぶのがおすすめです。