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粕取り焼酎ってどんなお酒?原料や製造方法、味わいについて詳しく解説します!

「粕取り焼酎って何?」と疑問に感じている方も多いと思います。

粕取り焼酎は別名「酒粕焼酎」とも言われており、その名の通り酒粕から造られるお酒です。

芋焼酎や米焼酎などと異なりマイナーな焼酎ですが、最近人気が急上昇しており大きく話題になっています。

そこで今回は、粕取り焼酎がどんなお酒なのか味わいも含めて解説していきましょう。

おすすめの粕取り焼酎も紹介するので、「粕取り焼酎がどんな焼酎なのか知りたい!」「美味しい粕取りを試してみたい!」という方はぜひチェックしてみてください。

 

粕取り焼酎ってどんなお酒なの?

酒粕からアルコール分を抽出して造られる粕取り焼酎。

北九州を中心に製造されており、稲作の現場で偶然誕生ました。

他の焼酎と異なり酒粕から造られているからこそ、日本酒の魅力を兼ね備えた焼酎と言えるのです。

こちらでは、そんな粕取り焼酎の原料や製造方法について詳しく迫っていきます。

 粕取り焼酎が造られた背景

粕取り焼酎が生まれたきっかけはなんと稲作。

もともと栄養分を多く含む酒粕は肥料として活用されていましたが、その際に偶然粕取り焼酎が誕生したそうです。

思いがけず出来上がった粕取り焼酎を飲んでみたところ「美味しいぞ!」ということで、田植えを終えたお祝いにも楽しんでいたとか。

稲作が盛んな地域は福岡や佐賀などの地域なので、今でも粕取り焼酎は北九州を中心として製造されています。

ちなみに、戦後の闇市では「カストリ」と呼ばれる粗悪な密造酒が出回っていましたが、こちらは粕取り焼酎と全くの別物。

読み方が同じことから粕取り焼酎に悪いイメージを持つ人もますが、「カストリ」とは全く異なりお米の美味しさが詰まったお酒ですよ!

 粕取り焼酎の原料とは

粕取り焼酎は別名酒粕焼酎と言われるように、酒粕から造られる焼酎です。

酒粕とは、日本酒造りで醪(もろみ)を絞った際に残る固形物を指します。

酒粕という名前から「不要なもの」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、これは間違いです。

酒粕にはお米の栄養分や旨み成分がたくさん含まれています。

だからこそ、飲む点滴と呼ばれる甘酒の原料だったり美容品を作る材料になったりするなど、様々な方法で活用されているのです。

粕取り焼酎の原料がアミノ酸など多くの栄養成分を含んだ酒粕のため、焼酎好きはもちろん日本酒好きも納得するような芳醇な味わいのお酒が出来上がっています。

酒粕から造られるお酒だからこそ、日本酒の蔵元が造っていることも多いですよ。

 粕取り焼酎の製造方法とは

粕取り焼酎は酒粕に残った8%ほどのアルコールを抽出して造りますが、具体的な製造方法は2つに分けられます。

まずは伝統的な製法で造られた「正調粕取り焼酎」。

酒粕にもみ殻を加えて蒸気を通りやすくし、せいろ型蒸留機で蒸留します。

昔から行われている製造方法ですが、時間と手間がかかるので現在この手法で行っている蔵元は少ないです。

対して「吟醸粕取り焼酎」は最近よく用いられる製法で、使用されるのは吟醸、大吟醸を造る時に生まれた酒粕です。

この酒粕に再度水と酵母を加えて再発酵させることで、フルーティーな吟醸香を残したまま、日本酒に近い焼酎を造ることができます。

 

粕取り焼酎ってどんな味がするの? 

粕取り焼酎について一番気になることは、ズバリ「どんな味がするのか」ということではないでしょうか?

酒粕から造られる焼酎の味わいは、なかなか想像がつかないですよね。

粕取り焼酎は酒粕に含まれるお米の芳醇な香りや味わいを楽しめるお酒です。

先ほど製法の違いから「正調粕取り焼酎」と「吟醸粕取り焼酎」を紹介しましたが、どちらもそれぞれ異なる味わいがします。

では、正調粕取り焼酎と吟醸粕取り焼酎それぞれの味わいを解説していきましょう!

 正調粕取り焼酎の味わいとは

正調粕取り焼酎は、独特のクセがあり一度ハマると抜け出せない味わいとも言われています。

もみ殻を入れることで漂うビターな香りは、正調粕取り焼酎ならではのものではないでしょうか。

まさにマニア好みの味わいなのですが、そのクセの強さから焼酎初心者さんには敬遠されることも。

ネットでも「粕取り焼酎 まずい」と検索されることが多いですが、これは今まで飲んだことのない強烈な味わいに慣れていないからです。

最近では飲みやすい吟醸粕取り焼酎が造られたことから、粕取り焼酎の人気も上がってきました。

ぜひ吟醸粕取り焼酎を飲んだ後は、飲みごたえがある正調粕取り焼酎にもチャレンジしてみてください。

 吟醸粕取り焼酎の味わいとは

吟醸粕取り焼酎は、吟醸や大吟醸の酒粕から造られるために華やかな香りとスッキリとした味わいです。

吟醸や大吟醸はお米を50〜60%以下まで磨いて造られる日本酒で、淡麗な味わいや吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りが特徴でしょう。

これらの酒粕を使うことで、吟醸粕取り焼酎も爽やかで飲みやすい味わいを感じるのです。

粕取り焼酎初心者なら、まずはクセの少ない吟醸粕取り焼酎がおすすめ。

吟醸や大吟醸の風味が活かされていることから日本酒好きの方にもピッタリな焼酎と言えるでしょう。

 

粕取り焼酎のおすすめの飲み方

初めて粕取り焼酎を飲むなら、どんな飲み方をすればいいのか悩んでしまいますよね。

「美味しく飲みたい!」という方のために、編集部おすすめの飲み方を4つ紹介します!

全て家にあるものでできる飲み方なので、ぜひ試してみてください。

 ストレート

ストレートは粕取り焼酎の味わいそのものを感じられる飲み方です。

何も混ぜないことでお酒本来の味を感じられるので、まず購入したらストレートを試してみましょう。

コップに粕取り焼酎を注いだら、ごくごくと飲み干すのではなく口の中でゆっくりと味わいを感じるのが通の楽しみ方です。

「なんとなく日本酒に繋がる味わいがする。」などそのものの味わいが分かれば、ロックが美味しいのか、お湯割りが美味しいのか判断できます。

もちろん粕取り焼酎の度数は高いので、ストレートで楽しむときはピッチャーとしての水が必須です。

 ロック

粕取り焼酎の味わいをゆっくり楽しみたいなら、ロックで飲んでみましょう。

ロックにすることでクリアな味わいになることはもちろん、氷が溶けていくことで味わいの変化を感じることができます。

ロックで飲むときには何よりも氷にこだわりたいところ。

氷は水道水で作ったものだと溶けた時にえぐみを感じてしまうので、天然水で作るか市販されているものを選びましょう。

また、氷は大きめのものを用意することで少しずつ味わいがまろかやになっていくことを感じることができますよ。

 お湯割り

寒さを感じる日におすすめしたいのはお湯割りです。

焼酎の本場鹿児島で最も親しまれている飲み方と言われており、ふんわりと広がった香りとやさしい飲み口に思わず「ほっ…」と息をついてしまうこと間違いなし。

お湯割りを作るときはコップに40〜45℃のお湯を注いだ後、焼酎を入れましょう。

お湯と粕取り焼酎の割合は6:4か5:5がおすすめ。

お湯割りは粕取り焼酎の甘みや旨みをグッと引き上げるので、ぜひ試してみてください。

 ソーダ割り

粕取り焼酎を爽やかに飲みたいならソーダ割りにチャレンジしてみましょう。

パチパチと口の中で弾ける炭酸と焼酎がミックスし、爽快感あふれる飲み心地を楽しめます。

炭酸と焼酎の割合は1:2がおすすめですが、人それぞれ好みが異なるので色々試しながら自分の好きな味わいを探してみてください。

また、ソーダ割りには梅干しやレモンなどをトッピングすることでまた違った味わいを楽しむことができます。

ただ、ソーダ割りは非常に飲みやすい方法なので、飲み過ぎには十分注意してくださいね。

 

CHIBASAKE編集部おすすめの粕取り焼酎

酒粕から造られるちょっと変わった粕取り焼酎は、近所のスーパーなどではなかなか見かける機会が少ないかもしれません。

ということで、こちらではCHIBASAKE.COMで購入できるおすすめの粕取り焼酎をピックアップしてみました!

 吉寿 粕取焼酎

千葉県最古の酒蔵から造られた粕取り焼酎で、スッキリとした味わいが特徴です。

昔ながらのもみ殻を入れた蒸留を行っていないため、クセの少なく香りの華やかな焼酎へと仕上がりました。

穏やかで優しい味わいはぜひロックで感じて欲しいところ。

和食のお供に最適な毎日楽しみたいお酒です。

 天泉

伝統を重んじながら日々挑戦を続ける蔵元が造ったのが、こちらの粕取り焼酎です。

蔵元だの代表的な日本酒の酒粕を使用した焼酎は、一般的な方法ではない低温蒸留法によって造られました。

アルコール度数は25%と高いですが、渾身の一杯をまずはストレートで楽しんで欲しいところ。

日本酒の蔵元だから造れるお米の旨みを凝縮した粕取り焼酎を、ぜひ試してみてください!

 

酒粕から造られた粕取り焼酎に挑戦してみよう!

普段なかなか目にする機会がない粕取り焼酎ですが、お米の旨みがたっぷりと詰まったその味わいはお酒好きの人にこそ飲んで欲しい焼酎です。

初心者さんはまず吟醸粕取り焼酎から、慣れてきたら正調粕取り焼酎にも挑戦してみましょう。

粕取り焼酎の美味しさにどっぷりとハマれば、毎日のお酒ライフはもっと楽しくなりますよ!

 

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