岩瀬酒造
世界が認めた「山廃仕込み」の味は、御宿で300年、老舗酒蔵のこだわりの結実。
- 住所
- 〒299-5102 夷隅郡御宿町久保1916

世界の「ロバートパーカー」が認めた、御宿の山廃
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「山廃」とは、日本酒のつくり方のひとつで、自然の乳酸菌を使う、大正時代からある伝統的な製法。
とても手間ひまがかかって自然環境の影響を大きく受け、杜氏の技量が必要とされることから、現代では主流ではありません。その「山廃」にこだわり続けるのが、御宿唯一の酒蔵、岩瀬酒造です。
岩瀬酒造の歴史は古く、創業は1723年、およそ300年前。酒づくりは本業でこそなかったものの、代々の当主に受け継がれ、大正時代より本格的に参入すると、数々の受賞に輝くなど、高い評価を得てきました。
近年では2016年、世界的なワイン評論家であるロバート・パーカー氏創刊による、「ワインアドヴォケイト」誌で初の日本酒評価を発表し、岩瀬酒造の「岩の井 山廃純米大吟醸」が95ポイントを獲得。
評価にかけられた800種の中で、第二位という好成績でした。 -
酒好きをうならせるしっかりした味は、新しい楽しみ方も
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「山廃」の味は、近年流行するフルーティーな香りで飲み口の軽やかなものではなく、酸味と旨味がしっかりしたもの。
味の強い料理にも負けないため、昔ながらの、食事とともに楽しむお酒として、日本酒好きをうならせてきました。
一方で近年、新しい楽しみ方も増えています。
例えば、「純米辛口」なら、暑い時期にクラッシュアイスを入れて味わう。
普通の日本酒であれば薄まってしまい物足りなくなるところ、「山廃」ならしっかりした味が残る。
お酒の匂いが苦手なら、ほんの少し、レモンやライムを絞る。チョコレートやアイスと合わせて楽しむ。
伝統の製法で作られた伝統の味は、今、その可能性を大きく広げようとしているのです。
日本酒なのに熟成、希少な「熟成古酒」へのこだわり
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他の製法と異なる、山廃仕込みでつくる日本酒に使われるのは硬水です。
なかでも、岩瀬酒造の硬水の硬度は「13〜15」と、日本酒に使われる水としては珍しいほど高いもの。
硬度が高いほど発酵を促すとされ、調整が難しいものですが、だからこそ、濃醇で酸味のしっかりしたお酒ができるのです。
さらに大吟醸を除けば、原料米のほとんどは千葉産にこだわっています。
御宿の水で、千葉の米を使った、伝統の山廃仕込み。そんな「昔ながらの日本酒」が、世界を巻き込んで、日本酒文化を広げようとしています。 -
岩瀬酒造 のご案内
- 営業時間
月~金 9:00~17:00
定休日:土・日・祝日
- アクセス
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- 電車
御宿駅 徒歩約9分
- 車
市原鶴舞ICより約50分
- 駐車場
あり
普通車:6台
大型車不可
- 設備
トイレ設備あり