飯沼本家
創業300年の伝統を守りながらも、柔軟に変わり続ける勇気を大切に、酒々井発“SAKE”文化を全国に、そして世界に創造する。
- 住所
- 〒285-0914 印旛郡酒々井町馬橋106
「飯沼本家」300年の歴史を大切に、未来を拓く酒蔵
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飯沼本家の酒づくりのはじまりは江戸時代・元禄年間。佐倉藩の当主からの命を受け余剰米から酒造をはじめたことがきっかけだと伝えられています。
酒蔵は千葉県印旛郡酒々井町(しすいまち)。千葉県の北部中央に位置します。酒々井町にはお酒にまつわる伝説があることでも有名です。むかしむかし、親孝行息子が井戸から水を汲んだところ酒になったという「酒の井」伝説が町名の由来です。現在でも「酒の井の碑」として酒々井町の観光スポットとしてなっています。孝行息子の真心が天に通じ、水がおいしいお酒になったという伝説が町の名前になるなんてとても素敵ではないでしょうか。さらに飯沼家12代目の飯沼喜一郎は酒々井町の第10代の町長を務めるなど、飯沼本家と酒々井町(しすいまち)は、きってもきれない関係なのです。
そんな酒伝説がある酒蔵「飯沼本家」。江戸時代からの創業以来、300年にもわたる長い長い伝統を引き継ぎながら、常に「時代の先」を見据え、柔軟に変わり続ける勇気を大切にしています。近年では機械化により徹底した高品質化を実現しています。その未来を意識した酒づくりは、代表銘柄である「甲子(きのえね)」の味わいにあらわれています。
若い人にも好まれる、キレの良さ、フレッシュ感を重視しており、酒づくりの現場でも次の時代を担う若手の蔵人が最前線で活躍しています。
日本酒を通した「場」づくり
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飯沼本家の活動はお酒づくりだけではありません。
地域社会に支えられている感謝を胸に、日本酒を通した「場」づくりで、地元の方々に還元することを大切にしており、酒米のほか、ブルーベリーなどを栽培する「きのえね農園」を運営しています。
ここでは農家の担い手不足などの問題にも向き合い、米づくりから自社で一貫して行っていく基盤を育てています。
酒蔵は敷居が高いというイメージを払拭したいと、敷地内に建てた酒蔵CAFE「酒々井まがり家」では、お酒の販売はもちろん、酒粕や「きのえね農園」の作物を使ったお料理を提供。
古民家を移築、再生してつくられた自然と調和する趣のある空間で、ゆったりとした憩いの時を過ごすことができます。
また月に1回、【いつもの日曜日をもうちょっと幸せに】をコンセプトに地元の方々と協同で朝市も開催しています。
日本酒ヌーボー「酒々井の夜明け」
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柔軟に挑戦を続ける飯沼本家の取り組みの中でも特にユニークなお酒が純米大吟醸「酒々井の夜明け」です。
コンセプトは年に一度の初搾りを、上槽を終えてから24時間以内にお届けするフレッシュな“日本酒ヌーボー”。
日本酒になじみのない方にも、豊かな日本酒の味わいに出会うきっかけをつくりたいという飯沼本家の想いがつまった、シーズンの幕開けを祝う1本です。
酒米には千葉県内のみで生産されているお米「ふさこがね」を贅沢に精米歩合50%で使用。
酒々井の清冽な水によって酒づくりをおこなう、まさに千葉の自然の恵みによって生み出されており、年を追うごとにファンが増える好評企画となっています。
飯沼本家の酒造りの特徴・こだわり
水:蔵の地下100メートルから汲み上げた水を利用し日本酒がつくられています。中軟水で軟らかい水質で酒もかろやかなやわらかな味わいになります。
米:千葉県内でも数少ない精米工場のある酒蔵。扁平精米(へんぺいせいまい)と呼ばれる米の形を残しながら精米することにより酒の味が大きく向上しています。雑味のもととなるタンパク質の少ない米に仕上がり、従来の球形精米(きゅうけいせいまい)よりも精米歩合が高くても大吟醸のようなキレのある味わいになる技術を実現しています。
製法:機械化の導入により少数精鋭で酒造りが行われています。500㎡もの広大な氷温冷蔵庫では一定した品質管理が可能です。さらにコンピューター制御で自動でもろみを攪拌するなど最新の技術を導入し機械のメリットを生かしつつも、伝統の味の継承がされています。
代表銘柄酒:甲子(きのえね)、甲子正宗(きのえねまさむね)
飯沼本家 のご案内
- 営業時間
火~金 10:00 - 18:00
土・日 10:00 - 18:00
定休日:月(月が休日の場合翌日が定休日)、年末・年始
- アクセス
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- 電車
南酒々井駅 徒歩約10分
酒々井駅 タクシー約8分
京成酒々井駅 タクシー約10分
- 車
酒々井ICより約5分
佐倉ICより約10分
- 駐車場
あり
普通車:30台 大型車:2台
- 設備
トイレ設備あり
AED設置