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チューハイは太るって本当?お酒を飲むと太る理由や注意点も紹介

チューハイは甘い味のものが多く、女性やお酒に弱い人でも気軽に楽しめる点が魅力ですが、「チューハイは糖分が多くカロリーが高くて太る」と心配する人も多いのではないでしょうか。

この記事では、チューハイが本当に太りやすいお酒かどうかを検証します。

さらに、お酒を飲むと太る理由や注意点も紹介するので、健康やダイエットを意識しながらお酒を楽しみたい人は参考にしてください。

チューハイ

チューハイは太りやすいのか?

チューハイは「焼酎ハイボール」に由来する言葉で、本来は焼酎をソーダで割ったお酒を意味していました。

チューハイの人気が高まるにつれて割り物にバリエーションが生まれ、炭酸飲料やジュース、果汁、乳飲料、お茶などで割ったチューハイも今では一般的です。

また、缶チューハイを中心にウォッカをベースとしたチューハイも増えています。

チューハイが太りやすいかどうかは割り物で左右されますが、その理由について以下で詳しく解説します。

 本来のチューハイは太りにくい

結論から言いますと、チューハイは太りにくいと言えます。チューハイのベースとなる焼酎やウォッカは、素材からアルコール分だけを抽出した蒸留酒となるため、糖質やプリン体がほとんど含まれていません。

そのため、ビールや日本酒、ワインなどの醸造酒と比べれば、健康やダイエットを意識している人におすすめのお酒と言えるでしょう。

お酒のカロリーはアルコール度数に比例して高くなります。

焼酎はアルコール度数が20~25%、ウォッカは40%程度のものが多く、カロリー自体は高めです。

しかし、焼酎やウォッカはビールのように大量に飲むものではないため、飲酒量に対する摂取カロリーは一般的に、それほど多くありません。

また、焼酎やウォッカをソーダ、お茶などのノンカロリーの割り物と合わせてチューハイにすれば、飲む量に対するカロリーを抑えることができます。

つまり、本来チューハイは比較的太りにくいお酒なのです。

しかし、これは割り物にジュースなど糖質やカロリーが高いものを使わない場合や、高カロリーのおつまみを食べない場合に限ります。

お酒を飲むと肝臓はアルコールの代謝を優先するため、それだけ脂肪の分解が後回しとなり、肥満につながるのです。

つまみ

 お店のチューハイは飲み過ぎに注意

割り物にソーダやお茶、風味付けに少量の果汁などを使う場合、チューハイのカロリーはそれほど高くありません。

しかし、居酒屋やバーなどで提供するチューハイは飲みやすくするために甘いシロップやジュースなどで割っていることが多く、糖質が大量に含まれている可能性があるため、飲みすぎないように注意が必要です。

対策として、飲食店でお酒を飲むときは甘いチューハイだけでなく、ウーロンハイや生レモンサワー、生グレープフルーツサワーなど、低カロリーのチューハイも飲むように心がけると良いでしょう。

逆にコーラサワー、カルピスサワー、ジンジャーサワーなどのソフトドリンクでつくったチューハイは糖分に注意です。

糖質・糖類オフの缶チューハイは太る?

健康・ダイエット志向の高まりに応じて、最近は糖質・糖類オフの缶チューハイも販売されています。

では、これらの缶チューハイを飲めば太らないのでしょうか? 実は、食品表示法では飲料100mlあたりに含まれる糖質が2.5g以下であれば「糖質オフ」、0.5g以下であれば「糖質ゼロ」と表記できることになっています。

つまり、糖質・糖類が「オフ」「ゼロ」とうたっている缶チューハイであっても、ある程度の糖質が含まれているのです。

例えば、350mlの缶チューハイなら最大で「2.5g×3.5=8.75g」の糖質が含まれている可能性があります。缶チューハイを飲むときは「糖質オフ」表示を過信せず、成分表示をしっかりチェックする方が良いでしょう。

また、一般的な缶チューハイのカロリーは1缶(350ml)あたり100kcal弱~300kcal弱です。

同じフレーバーであっても成分によって含有カロリーに大きな差が生じます。 ちなみに、缶チューハイ100gあたりのカロリーは60~70kcalです。

同量のビールは40kcal、日本酒は109kcal、ワインは73kcal、ウイスキーは237kcalですが、お酒の種類によって実際に飲む量は異なります。

チューハイを飲むと太ると言われる理由

上で述べたように、チューハイはほかのお酒と比較して、カロリーが特別に高いというわけでも、太りやすいわけでもありません。

にもかかわらず、「チューハイは太りやすい」と言われています。その主な理由として考えられるのは以下の3つです。

●代謝が低くなる

アルコールの分解が優先的に行われる

おつまみのカロリーが高い それぞれについて、以下で詳しく解説します。

 代謝が低くなる

お酒を飲んでから肝臓でアルコールが代謝される際、ナイアシンという水溶性ビタミン(B群)が大量に消費されます。

ナイアシンは脂質の合成を抑えるはたらきをする物質です。

チューハイに限らず、お酒を飲み過ぎてナイアシンが不足するとアルコールを分解する酵素も不足して代謝が低くなります。

そうなるとアルコールが体内に長く留まり、それだけ脂肪分の分解が停滞して太りやすくなるのです。

 アルコールの分解が優先的に行われる

お酒を飲むと、肝臓では脂肪の代謝よりもアルコールの分解が優先されます。そのため、チューハイに限らずお酒を飲むと太りやすくなります。

特にアルコールが完全に分解される前に就寝すると、代謝されなかった脂肪が体内に蓄積しやすいため、飲酒は就寝時間の約3時間前までに済ませるようにしましょう。

太りたくない人は寝る前の飲酒を避けた方が無難です。

 おつまみのカロリーが高い

チューハイにはすっきりとした味のものが多いため、揚げ物や味の濃いおつまみとの相性が抜群です。

それらのおつまみはただでさえ カロリーや脂質が高いものが多いため、お酒と一緒に食べるとさらに太りやすくなります。

また、お酒が進むおつまみは飲みすぎにもつながり、お酒で摂取するカロリーも多くなりがちです。

さらに、お酒は食欲を促進する働きをするため、おつまみを食べすぎてしまう可能性が高い点にも気をつけなければなりません。

レモンサワー

太りにくいチューハイの飲み方

健康やダイエットを意識しながらチューハイを楽しみたい人は、意識すると良いポイントがいくつかあります。

まず、割り物をソーダやお茶など低カロリーのものにすることです。

また、缶チューハイは成分表示もチェックしつつ、低カロリー・糖質カットの製品を選ぶようにしましょう。

チューハイを飲んでも太らないためには、おつまみの選び方も重要です。

できるだけ低カロリーでヘルシーなおつまみを選び、食べる量にも気を付けましょう。さらに、肝臓の機能を補助するおつまみを選ぶとベターです。

例えば野菜スティックや冷やしトマトなどはローカロリーなうえ、食物繊維やビタミンを多く摂取できます。

また、糖質を抑えタンパク質が多く摂取できる冷奴や枝豆などの大豆製品もおすすめです。

また、アルコールの分解や脂肪の代謝を促すナイアシンはカツオやメバチマグロ、サバやタラコ、鶏むね肉などに多く含まれています。

工夫次第ではダイエット中でもチューハイは楽しめる

「チューハイを飲むと太る」と言われる要因は、「割り物が高カロリー」「おつまみが高カロリー」「アルコールの摂りすぎで脂肪の代謝が停滞する」などにあります。

また、缶チューハイやお店で提供されるチューハイは見た目や味以上に高カロリーな割り物が使われているため、気をつけた方が良いでしょう。

割り物やおつまみの糖質や脂質、カロリーに注意しながら飲めば、ダイエット中でもチューハイを楽しめますよ。チューハイを正しく理解してお酒ライフを楽しみましょう。  

 

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