甘酒が飲む点滴と言われる理由は?期待できる効果や飲むタイミングとは
美容や健康を意識する人の間で多くの支持を得ている甘酒。
アルコールを含むものや含まないもの、砂糖を添加したものや無添加のものなど、さまざまな製品の甘酒があります。
ガラス瓶や缶、パウチ容器、紙パックなどの容器が多彩なほか、飲み切りサイズから1リットル前後まで、容量もさまざまです。
この記事では甘酒がなぜ「飲む点滴」と言われるほど栄養価が高いのか、また、どんな効果が期待できるのか、いつ飲むのが良いかなど、甘酒をうまく生活に取り入れる方法について紹介します。
甘酒が飲む点滴と言われる理由
そもそも「点滴」は病院で行う医療行為です。
病中病後、術後、体調不良などで食欲がないときなど、栄養分や水分を補給するもので、ブドウ糖やアミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなどの電解質、水分などが主な成分です。
この栄養素を点滴では直接針と管を通じてカラダに送り込まれます。
甘酒は、点滴と同じようにブドウ糖などが豊富に含まれています。
ですから、点滴は直接カラダに栄養を入れることに対して、甘酒は「飲む点滴」と言われるようになりました。
また、美容にうれしい効果をもたらす栄養素も多く含ま れているため、「飲む美容液」「ジャパニーズヨーグルト」「スーパーフード」という呼び名もあります。
美容や健康に良い影響を与える栄養素は、例えば必須アミノ酸9種類や難消化性タンパク質、食物繊維、ビタミンB群、多種類のミネラルなどです。
甘酒に含まれる栄養素について、次で詳しく説明します。
脳のエネルギー源となるブドウ糖が多く含まれる
ブドウ糖は糖分の一種で、人間が生命活動をするためのエネルギー源となります。
特に全身のはたらきを司る脳が、エネルギー源として利用できる栄養素はブドウ糖だけです。
甘酒にはこのブドウ糖が豊富に含まれています。
甘酒に含まれるブドウ糖は、効率良く体内に吸収されやすいことが特徴です。その理由は、甘酒が作られる工程にあります。
甘酒は米を麹菌で発酵させた米麹や、日本酒造りの工程で生まれる酒粕から作られます。甘酒に含まれるブドウ糖は、米に含まれるデンプンが米麹の酵素によって糖に変化したものです。
つまり、甘酒に含まれるブドウ糖は酵素のはたらきによって既に分解されているため、無駄なく体内に吸収されていきます。
ビタミン類やアミノ酸などの栄養がバランスよく含まれている
ブドウ糖以外に体が必要とする栄養素であるビタミン類やアミノ酸類、ミネラル類などをバランス良く含むことも、甘酒がスーパーフードと言われる理由です。
甘酒に含まれるビタミンは主に、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群です。
なかでもビタミンB1はブドウ糖がエネルギーに変わるのを助けるはたらきをするため、余分なブドウ糖が脂肪となって体に付きにくくなります。
ほかには、人間が体内で合成できない「必須アミノ酸」をすべて含むところも、甘酒の優れている点です。
必須アミノ酸は内臓や筋肉、皮膚など人体を構成する成分として欠かせないものです。
また、美容・健康に影響を及ぼすホルモンや酵素も、必須アミノ酸から作られます。
甘酒はダイエット・美容にも効果的
甘酒には、善玉菌を増やして腸内環境を整えるために必要な食物繊維やオリゴ糖も多く含まれています。
そのため、甘酒を飲むことを習慣にすると便秘の予防や改善に効果的です。
全身にくまなく栄養を行き渡し、老廃物の代謝を活発にすることは、美しい肌づくりに欠かせません。
ビタミンB群には血行や代謝を活発にする効果が認められています。
甘酒を飲めば、多種類のビタミンB群を手軽に摂ることができるでしょう。
また、ダイエットは空腹感をどう解消するかが課題ですが、甘酒には少量の摂取で空腹感を抑える効果もあります。これは、ブドウ糖が血糖値を上昇させるためです。
さらにストレスを軽減する物質として話題のアミノ酸「GABA」も甘酒に含まれているため、ストレスによる過食を防ぐことも期待できます。
夏バテ対策にもおすすめ
甘酒は夏の季語として古くから親しまれ、夏バテ予防・解消に適した飲み物として昔から知られていました。
江戸時代に書かれたエッセイ「守貞漫稿(もりさだまんこう)」にも、夏に甘酒を売り歩く商人の様子が描かれています。
暑さで食欲が減退したり、汗をたくさんかいて体内の水分が失われたりしがちな夏でも、甘酒を飲めば手軽に栄養・水分補給が可能です。
固形物を口にしたくないときは、甘酒を飲んでみましょう。
飲む栄養と言われるのは「米麹甘酒」!酒粕甘酒の違いとは
甘酒には「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類があり、飲む栄養と言われているのは米麹甘酒です。
米麹甘酒は、米麹または米と種麹(たねこうじ)に約60℃のお湯を入れて作られます。
麹菌のはたらきによって米のデンプンがブドウ糖やオリゴ糖に変わり、米由来の甘さを持つ甘酒になるのです。
米麹甘酒にはアルコール分がまったく含まれないため、妊婦や子ども、お酒が飲めない人でも問題なく飲むことができます。
酒粕甘酒は、日本酒造りの工程で生まれる酒粕を水に溶かし、砂糖を添加して甘さを調整したものです。
酒粕甘酒にはアルコールが含まれます。
市販の酒粕甘酒はアルコール度数1%未満がほとんどですが、自家製の酒粕甘酒はアルコール度数が高めになる場合があるため、お酒に弱い人は注意が必要です。
甘酒はどんなときに飲むのがおすすめ?
米麴甘酒はノンアルコールなので、仕事や勉強、自動車の運転をする前などに飲んでも問題ありません。
甘酒を飲む習慣を気軽に生活へ取り入れてみてください。
ただし、甘酒には糖質が多く含まれているため、量を飲みすぎないように気をつける必要があります。栄養もたくさんありますし、糖分を取りすぎると体重増加に影響することももちろんあります。
目安として、1日あたり200㏄くらいにしておくと良いでしょう。 甘酒を飲むタイミングは人それぞれです。
ここではおすすめのタイミングや飲み方をご紹介します。
朝目覚めたあと
朝が弱くてなかなか動き出せないという人には、朝目覚めたあとの甘酒がおすすめです。
甘酒には体に吸収されやすいブドウ糖が豊富に含まれているため、血糖値を上げて脳を活性化することにより、スッキリとした気分になれるでしょう。
体温が上がりやすくなるため、体の目覚めや代謝の活性化にも効果的です。
また、甘酒に豊富に含まれる食物繊維はお通じを促してくれます。
バランスの良い栄養と水分が手軽に摂れるため、忙しい朝の朝食代わりとしてもおすすめです。
午後の間食・おやつとして
昼食のあとに眠くなったり、集中力が落ちたりしやすい人には、午後の甘酒がおすすめです。
午後に甘酒を飲んで効率良くエネルギー源を補給すれば、仕事や家事、勉強などの助けになります。
また、少量でも空腹感を抑えられるため、小腹の足しとしても有効です。
アミノ酸やビタミンB1には疲労回復を助ける効果があります。
エナジードリンクや砂糖たっぷりのスイーツで解消するより、甘酒を飲む方が低カロリーでヘルシーと言えるでしょう。
夜、寝る前に
毎日、忙しくて心身に疲労がたまりがちな人や、寝つきの悪さに悩んでいる人には、寝る前に温かい甘酒を飲むのがおすすめです。
甘くて温かいものを飲むと心身の緊張がほぐれやすくなるほか、甘酒の体温を上げるはたらきによって自然な眠りに入りやすくなります。
また、甘酒を飲んで腸内環境を整えたり、疲労回復を促したりすることによって、一日の疲れが解消されやすくなるでしょう。
飲む点滴「甘酒」を飲む習慣を取り入れてみては?
甘酒はブドウ糖や必須アミノ酸、ビタミンB群や多種類のミネラルと水分を含むため、飲む点滴と言われています。
特に米麹甘酒は砂糖が無添加でノンアルコールのため、子どもからお年寄りまで、またアルコールが苦手な人も飲むことができます。
美容と健康をサポートしてくれる甘酒を飲む習慣を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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