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焼酎は料理に使える?おすすめの調理方法や便利な活用方法を紹介

お酒は飲んで楽しむほか、料理の調味料として使われることもあります。

お酒を入れることにより食材の旨味を引き立たせたり、臭みを消したり、素材を柔らかくしたりとさまざまな効果があります。

特に日本酒やワイン、ビールなどのお酒は料理に使われることが多いですが、同じように馴染みのある焼酎は料理に使えるのでしょうか。

この記事では焼酎と料理の関係性、焼酎を利用したおすすめメニュー、料理以外の焼酎の用途などをご紹介します。

 

焼酎は料理酒として使える?

料理酒の代わりに日本酒が使えることはよく知られていますが、そもそもこの2つはどのような違いがあるのでしょうか。

料理酒は日本酒とは異なり、塩分や副原料が添加されているため飲酒用ではありません。そのため、料理酒は酒税が免除されています。

また、日本酒よりも米の磨きが少なかったり、アルコール度数が低かったりするほか、甘味料や酸味料などで味が調整されている料理酒もあるため、日本酒と料理酒は明確に分けられています。

料理酒が家にない場合、日本酒で代用することが多いですが、焼酎でも代用は可能です。

しかし、焼酎は日本酒のような旨みがなくクセが強いため、焼酎の特性を理解したうえで活用するのが良いでしょう。

 料理酒として使うときの
 日本酒と焼酎の違い

焼酎は、原料を発酵させて造る日本酒などの醸造酒をさらに蒸留し、アルコール度数を高めた蒸留酒に分類されるお酒です。

そのため、日本酒と比べると旨味成分が少なく、クセが強いのが特徴です。

また、アルコール度数も日本酒の15度前後に比べ焼酎は25度前後と高くなっています。

特に芋や麦などを原料とした乙類焼酎(本格焼酎)は、原料本来の香りや味わいを深く感じられるため、料理には使いづらい傾向にあります。

一方でどのような割り物にも合わせやすい甲類焼酎はクセが少なく、日本酒の代用として料理に使用することも可能です。

ただし、本格焼酎もこってりとした味付けの料理など、場合によっては相性の良い組み合わせもあるので、焼酎の特徴を理解すると上手に活用できるでしょう。

焼酎は旨みが少ないので、だしやみりんなどをやや濃いめにするとバランスが取れます。

 

焼酎を料理に活用できるおすすめメニュー

焼酎を料理に活用する場合、どのような料理に適しているのでしょうか。

具体的な焼酎の活用法や料理に与える影響などを解説します。

ご家庭に飲みきれなかった焼酎がある方はぜひ料理に使ってみてください。

 肉・魚の煮込み料理

焼酎には肉の繊維を柔らかくしたり、臭みを取るはたらきがあります。

そのため、豚の角煮などに使うと柔らかい食感が楽しめるのでおすすめです。

ほかにも鶏肉や牛肉、魚などの煮込み料理全般と相性が良いでしょう。

煮込むことで、焼酎の旨味や風味が食材に浸透しコクが出て、味わい深さが増します。

焼酎を使った代表的な煮込み料理と言えば、沖縄の郷土料理ラフテーです。

ラフテーは、豚バラブロック肉を泡盛と出汁などの調味料で煮込んだ料理です。

豚肉の臭みが取れて、本格焼酎が持つ旨味や香りがより一層おいしさを引き立たせています。

 天ぷらやフライの衣に混ぜる

焼酎は、天ぷらやフライなどの揚げ物の衣に利用すると衣をサクッと揚げられます。

揮発性が高いアルコールは沸点が低いため、衣の中の水分が抜けやすくなる性質があるためです。

揚げ物の衣を作るときには、水の量を半分にして残り半分を焼酎にします。

油で揚げるとアルコール成分は飛びますが、クセの少ない甲類焼酎を使うと良いでしょう。

また、唐揚げを作るときには片栗粉をまぶしたあとに霧吹きで焼酎を吹きかけます。

このひと手間を加えるだけで、表面の水分が飛んでカラッとしていて、中はジューシーな唐揚げができるのでぜひ試してみてください。

 蒸し料理

アサリやササミなどの酒蒸し料理にも、日本酒の代わりに焼酎が使えます。

ただし焼酎はアルコール度数が強いため、強火にするとフライパンに火が移ってしまう可能性があります。

フライパンで酒蒸し料理をするときには、火の扱いに注意しながら作りましょう。

 漬けダレや調味料に混ぜる

焼酎は漬けダレや調味料に混ぜて使うと旨味が増すためおすすめです。簡単に作れる調味料として、市販の焼肉のたれに焼酎を入れ、さらに醤油や味噌、辛味のある調味料などお好みの調味料を加えてアレンジするのがおすすめです。

また、唐辛子を詰めた瓶に焼酎を入れ、1週間ほど寝かせると辛味調味料になります。

料理にかけると旨味がアップし、辛さのアクセントが加わります。

1本作っておくと煮込み料理、炒めもの、汁物などさまざまな料理にかけて味の変化を楽しめますよ。

沖縄料理店に行くと置いてある島唐辛子が瓶に詰まった調味料「コーレーグース」も同じ方法で作られています。

これは、島唐辛子を泡盛で漬けられていて、沖縄そばやゴーヤチャンプルなどにかけて使われる沖縄料理に欠かせない調味料です。

 肉や魚を焼酎で洗う

調理前の肉や魚には、血が付いて気になるときがある方も多いのではないでしょうか。

このようなときは水で洗い流すのが一般的ですが、水の代わりに焼酎で洗うのもおすすめです。

焼酎を使うと肉や魚特有の臭みを消すことができ、アルコールの殺菌効果で清潔に保つことができます。

さらに、焼酎の旨味や風味が食材に浸透してまろやかな風味が付けられます。

自分で魚を捌いたときやかたまり肉を調理するときなど、食材を洗うときは焼酎を使ってみてください。

 

焼酎は料理以外にもさまざまな用途に活用できる

焼酎は料理に活用できるほか、生活のさまざまな用途に活用できるのでご紹介します。

飲みきれなくて余ってしまった焼酎を有効活用してみてはいかがでしょうか。

 スキンケア

焼酎を造る段階で発生する「もろみ」は、美肌や美白に導く作用があると言われています。

また、焼酎の原料はお米や麦、芋など自然食材を使っているので、肌への刺激は少ないでしょう。

焼酎をミネラルウォーターで割ってフェイスパックや化粧水などとして使うと、保湿効果や引き締め効果が期待できます。

また、焼酎1カップをお風呂に入れて焼酎風呂にするとリラックス効果が得られるのでおすすめです。

このとき、塩を少し入れると発汗が進みデトックスができますよ。

いずれも直接アルコールが肌に触れるので、アルコールに弱い方は十分に注意してください。

 冷蔵庫のカビ防止剤

冷蔵庫のカビ対策にはアルコール除菌がおすすめです。

焼酎を容器に入れ、フタをせず庫内に置いておくだけで焼酎のアルコールが蒸発し、冷蔵庫の密閉空間でカビ防止剤として役立ちます。

 家庭菜園・ガーデニングの防虫剤

防虫効果や殺菌効果のある食材として知られている唐辛子と焼酎を使えば防虫剤が作れます。

瓶に詰めた唐辛子に焼酎を入れ、1週間ほど置いた原液を水で300〜500倍に薄めて使います。

これを霧吹きに入れて植物に吹きかけると、害虫対策ができるので試してみてください。

 

余ってしまった焼酎は有効活用しよう!

焼酎を料理に使う方法や日常生活に取り入れる方法などをご紹介しました。

焼酎は飲むだけでなく、さまざまな用途に活用できます。

家で焼酎が余ってしまった方や時間が経って味が変化してしまった場合は、捨てるのではなくこれらの活用方法を試してみてはいかがでしょうか。

焼酎はロックや水割りだけでなく、お茶や果汁などで割って飲むなど楽しみ方の幅が広いお酒です。

保存性が高いお酒ではありますが、飲みきれなかった場合は飲む以外の方法で有効活用されることをおすすめします。

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