リキュールのおいしい飲み方は?種類や味の特徴なども解説!
リキュールは、カクテルに使われたり料理やお菓子の風味付けに使われたりと、広く親しまれているアルコール飲料です。
リキュールにはさまざまな種類があり、それぞれ違った飲み方で楽しめるのが魅力です。
この記事では、リキュールの種類や飲み方についてご紹介します。
リキュールとは?
リキュールとは、蒸留酒に果物やハーブなどで香りを付けて、糖分や甘味を添加して造られたお酒です。
お酒は、アルコール発酵によってできる「醸造酒」、醸造酒を蒸留して造られる「蒸留酒」、醸造酒と蒸留酒に果物や糖分を添加して造られる「混成酒」の3種類に分類されます。リキュールは、混成酒の一つです。
リキュールの歴史は古く、誕生したのは紀元前の古代ギリシャ時代だと言われています。
そのころは現在と異なり、醸造酒であるワインに薬草を溶かし「薬」として使われていました。
蒸留酒をベースにリキュールが造られるようになったのは13世紀ごろと言われています。
ブランデーにレモンや花などの成分を入れ、薬として飲まれていましたが、だんだんと 飲酒用として広まっていったのです。
リキュールはお酒に何かを溶け込ませて造られているため、ラテン語で「溶け込ませる」という意味の「リケファケレ」が現在の「リキュール」の語源になったと考えられています。
リキュールのタイプ(種類)と特徴
リキュールは製造の過程で使用する素材によって、さまざまなタイプ、種類に分けられます。
原料のタイプごとにそれぞれ特徴があるので、系統ごとに分けて解説します。
薬草・香草系
ハーブやスパイスなどを原料にして造られており、薬酒として発展してきたリキュールにとって古い歴史を持つ系統です。
主な原料はハーブやスパイスのほか、紅茶や緑茶などで薬酒に近い独特の苦味が特徴です。
ほかの系統のリキュールに混ぜて、隠し味として使われることもあります。
薬草・香草系リキュールの代表的なお酒は、カンパリやイエーガーマイスターなどです。
カンパリはビターオレンジを中心に数種類のハーブが原料になっており、イエーガーマイスターはドイツ発祥の薬用酒で50種類以上のハーブが使われています。
果実(フルーツ)系
果実系のリキュールは、フルーツの果肉、果皮、果汁を主な原料としていて、フルーツの甘酸っぱさや爽やかな香りが楽しめます。
苦味が少なく、香りが良いので料理やお菓子作りのアクセントとして使われることも多いのが特徴です。
代表的なお酒は、カシスを原料としたクレームドカシスやオレンジの果皮を使ったキュラソーなどです。
甘くて香りが良いリキュールが多いため、カクテルにするとお酒の味が苦手な人でも飲みやすく、人気の系統です。
ナッツ・種子系
アーモンドやクルミといったナッツ系の原料を使ったリキュールです。
この種類には、コーヒーやカカオ、バニラを使ったリキュールも含まれ、濃厚でコクがあるのが特徴です。
香りも良く甘さも強いことから、お菓子の香り付けにも使用されます。
ナッツ・種子系のリキュールでは、コーヒー豆を原料としたカルーアが有名です。
ラムをベースにココナッツの風味を加えたマリブ、カカオを使ったゴディバチョコレートリキュールも人気があります。
その他
リキュールは種類が豊富なため、上記で紹介した系統に含まれないものも多くあります。
例えばクリームや卵、ヨーグルトなど、タンパク質や脂肪分を含む原料を使ったリキュールです。
この系統で代表的なお酒は、甘くて爽やかな風味が飲みやすいヨーグルトを使ったヨーグリートです。
製造技術の発展により、さまざまな原料を使ったリキュールが販売されるように なったので、お好みのリキュールを探してみるのも良いでしょう。
リキュールのおすすめの飲み方や味わいの違い
リキュールは焼酎のようにストレートやロック、水割りなどさまざまな飲み方があります。
さらに、リキュールをベースにしてほかのお酒や果汁などを混ぜてカクテルにすることで楽しみ方がぐっと広がります。
ここでは、それぞれの楽しみ方や味わいの感じ方を紹介します。
その日の気分やシチュエーションに合わせて、リキュールの飲み方を変えてみてはいかがでしょうか。
ストレート
リキュール本来の味わいを楽しむなら、ストレートで飲むのがおすすめです。
ストレートで飲むときは、ワイングラスよりも小ぶりなリキュールグラスを使い、少量ずつ飲みます。
リキュールはアルコール度数が40度を超える高いものもあるため、アルコールに弱い方は注意し、得意な方でも一度に飲みすぎないようゆっくり時間をかけて楽しむことが大切です。
ロック
リキュールはロックで飲むのもおすすめです。氷を入れることによって、ストレートで飲むときよりもぐっと飲みやすくなります。
徐々に氷が溶け、時間とともに濃厚なリキュールが薄まりさっぱりとした飲み心地に変わっていきます。
また、ロックはリキュールが冷えた状態をキープできるため、すっきりとした味わいを楽しむことができるでしょう。
水割り・ソーダ割り
ストレートやロックで飲むのは苦手という方は、水割りやソーダ割りでアルコール度数を抑えるのがおすすめです。
味や香りはやや薄まりますが、アルコールのきつさを抑えつつ、リキュール本来の味や香りも感じられます。
さっぱりした飲み心地が好きならソーダ割り、アルコール度数は抑えてリキュールの味や香りを楽しみたいなら水割りで飲むのが良いでしょう。
カクテル
リキュールをベースにして、ほかのお酒や果汁、ジュースなどを配合して作るのがカクテルです。
使う材料や配合次第でアルコール度数を抑えられたり味わいの幅も広がったりするため、お酒が苦手な人でも飲みやすくなります。
例えばジントニックやモヒート、ソルティドッグなど定番のカクテルはいくつかありますが、リキュールや割り物の種類や配合を変えるだけで、多種多様なカクテルができあがります。
カクテルの種類は多く、レシピは手軽に調べられるため、自分好みのカクテルやアレンジ方法を探してみてはいかがでしょうか。
さまざまな飲み方が楽しめるリキュールを探そう!
リキュールはストレートやロック、カクテルなど幅広い飲み方が楽しめるお酒です。
リキュールの原料によっても系統が分けられていて、風味が大きく異なります。
ハーブを中心とした爽やかなお酒から、香り高く甘くて飲みやすいお酒まで多彩なので、自分好みのリキュールを探すのが楽しくなるでしょう。
自分好みのリキュールを探すなら「CHIBASAKE」がおすすめです。
日本酒を使ったリキュールや国内で採れた品質の良いゆずやびわ、いちごを使ったお酒など、なかなか手に入らないようなレアなお酒も揃っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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