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焼酎の前割りとは?自宅で作る方法やポイントも解説

焼酎の「前割り」は、ほんのひと手間をかけるだけで焼酎の味がまろやかになる飲み方です。

来客をもてなすための心づかいとして鹿児島県薩摩地方で始まった習慣ですが、今では全国に広がっています。

この記事では、焼酎が前割りによっておいしくなる理由から、焼酎の前割りを自宅で作る方法、前割り焼酎の賞味期限や保存方法、前割り焼酎をおいしく飲む方法などをご紹介します。

焼酎の前割りとは

焼酎の前割りとは、好みの割合で焼酎と水を混ぜて、好みの期間(一般的には1晩~1週間程度)寝かせから楽しむ飲み方です。

芋焼酎の故郷である鹿児島などでは、昔から客を迎える前日に焼酎に水を加えて一晩置き、おいしく飲める状態で提供しようという心づかいから広く親しまれている方法です。

もちろん、自分自身で前割りした焼酎を楽しむ場合もあります。

また、前割りした焼酎を温めて飲むときに使う陶磁器の土瓶「黒千代香(くろじょか)」(※)は、鹿児島県薩摩地方の伝統工芸品です。

独特の平たい形と風合いを持つ黒千代香は実用的であるばかりでなく、焼酎を飲みながら眺めて楽しめる魅力もあります。

焼酎の前割りは、焼酎と水を混ぜる点においては一般的な「水割り」と同じですが、水割りよりも口あたりが良いことが特徴です。

※黒千代香(くろじょか):黒茶家(くろちょか・くろぢょか)と表記する場合もある。

一般的に黒が多いものの、白や柄の千代香も存在する。

 焼酎が前割りでおいしくなる理由

焼酎を前割りすると、丸みのあるやさしい味に変わります。

口あたりも滑らかになり、「スルスルと口に入る」などと形容されます。

前割りすると焼酎の味が変わる理由は、水を入れてから時間をおくことで生じる水素結合によるものです。

水の分子には電気的極性があるため、アルコール分子の水酸基(-OH)を取り巻くように結合します。

つまり、アルコール成分が水の成分によって包まれることにより、アルコールの刺激が和らいで口あたりが良くなるのです。

また、前割りすると焼酎の香りも控えめになります。

香りは焼酎の個性であり魅力でもありますが、「焼酎の独特のにおいが苦手」という人にとっては飲みやすくなるため、おすすめです。

焼酎の前割りを自宅で作る方法

焼酎の専門店などでは、遮光ボトルや焼酎サーバー、甕(かめ)といった専用容器を使い焼酎の前割りを作ります。

とはいえ、専用容器がなくても自宅にあるものを使って簡単に前割り焼酎を作ることが可能です。

ここでは、自宅で焼酎の前割りの作り方や前割りに必要なもの、注意点などについて説明します。

 焼酎の前割りを作るために必要なもの

焼酎の前割りを作るための必要なものは、以下の3つです。

  • 焼酎
  • 容器

焼酎を選ぶ際、焼酎の初心者はクセの少ない麦焼酎がおすすめです。

焼酎を飲みなれている人は芋焼酎など香りのしっかりした焼酎の方が、前割りでも香りを楽しめます。

また、水の味やにおいも焼酎の味に影響するため、水道水は前割りに向きません。

前割りをおいしく飲むためには、軟水のミネラルウォーターを使いましょう。

容器は家にあるペットボトルやポット、デキャンタ、ガラス瓶などで構いません。

あらかじめよく洗って煮沸消毒するなど、清潔なものを使いましょう。

可能であれば遮光性のある容器を用意してください。

専用容器を入手する場合は、陶磁器製の焼酎サーバーで容量1.5L程度のものがおすすめです。

 焼酎の前割りの作り方

焼酎の前割りを作る方法は、簡単に言えば焼酎と水を好みの割合で混ぜて、好みの仕上がりになるまで寝かせておくだけ。

とはいえ、基準となる割合や寝かせる日数、寝かせておく場所などは知っておきたいところです。

焼酎の前割りを作る際の焼酎と水の割合は、一般的に焼酎:水が6:4~5:5程度です。

焼酎の初心者やお酒に弱い方は焼酎4:水6くらいから始めると良いでしょう。 また、焼酎と水の割合によってアルコール度数も変化します。

例えばアルコール度数25%の焼酎を焼酎6:水4で割った場合、前割り焼酎のアルコール度数は約15%です。

逆に、焼酎4:水6で割った場合のアルコール度数は約10%になります。

焼酎の前割りを作るために寝かせる日数には1晩~10日間と諸説ありますが、味の変化を感じやすくするためには3日以上寝かせると良いでしょう。

5日以上でまろやかさが増します。

焼酎の前割りを作るために寝かせておく場所は、直射日光や高温多湿を避けられれば常温で問題ないという説と、冷蔵庫を推奨する説があります。

季節や気候にもよりますが、冷蔵庫で寝かせておく方が直射日光や高温多湿を避けられるため、安心です。

 焼酎の前割りを自宅で作るときの注意点

日本の酒税法では、酒類製造免許を持たない人が酒類を製造することが規制されており、違反すると10年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる場合があります。

前割り焼酎は酒税法の第43条「みなし製造」にあたります。しかし、自分と同居する家族だけで消費する場合に限り、「みなし製造の規定の適用除外等」として認められています。

そのため、来客に前割り焼酎をふるまうと酒税法違反になるため、注意が必要です。

焼酎の前割りの賞味期限・保存方法

蒸留酒である焼酎にはアルコール以外の成分がほとんど含まれないため、基本的に腐ることはなく、賞味期限も存在しません。

焼酎に水を加えただけの前割りも同様に腐りにくく、焼酎と同じ感覚で保存できると言われています。

とはいえ、水を加える段階から空気に触れるため、時間の経過により風味は劣化します。

焼酎の前割りを作ったあとは、できるだけ早めに飲みきるようにしましょう。

短期間で消費できる量で作ることも大切です。 先程も説明した通り、前割り焼酎を保存する場合は、直射日光の当たらない場所を選ぶようにしましょう。

冷蔵庫に保存するのが最も安心かもしれません。

前割りのツウな飲み方

焼酎の前割りは、常温や冷やして飲んでもおいしいですが、鹿児島ではぬる燗にして飲むのが一般的です。

先述した酒器「黒千代香」は直火にかけることができ、味わいを保ちながら香りを引き立ててくれます。

黒千代香を弱火にかけて約10分、ゆっくりと人肌程度(約40℃)に温めながら飲むと、まろやかな味と香りが口中に広がり、前割りのおいしさを最も堪能できると言われています。

焼酎の前割りを自宅で楽しもう!

焼酎を前割りにすると、味や口あたり、香りがまろやかになるため、焼酎に慣れていない人でも飲みやすくなります。

焼酎の本場・鹿児島で、焼酎をよりおいしく飲むために昔から行わ れてきた工夫なので、焼酎マニアにもおすすめの飲み方です。

前割りにする焼酎は、初心者なら麦焼酎、焼酎が好きな方には芋焼酎が良いでしょう。自宅で簡単に焼酎の前割りを作れるので、ぜひ試してみてください。

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