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おうち時間でおいしい熱燗を楽しもう!作り方&コツをご紹介

「今日は日本酒を飲みたい!」と思ったとき、あなたはどんな飲み方をしますか?

冷蔵庫で冷やしていたお酒や、常温で保管していたお酒をそのまま飲むことが多いのではないでしょうか?

家だとなんとなく手間がかかるイメージの燗酒ですが、意外と簡単に作ることができちゃいますよ!

今回は自宅でできる燗酒の作り方を紹介していきます。

 

燗酒の魅力とは

 

飲んだときに、ほっと一息できる燗酒。

全身へと温かい日本酒が染み渡っていく感覚に、とりこになってしまった方もいるでしょう。

そんな燗酒には、酒飲みに嬉しい魅力が存在します。

まず、加熱することで味が丸みを増し、お米の甘みも強く感じられます。

このため、燗酒向きの日本酒はもちろんですが、ちょっと苦い、辛口すぎると感じるお酒でも燗酒にすることでおいしく飲めることもあります。

また、燗酒の魅力として、翌日にアルコールが残りにくいことも挙げられるでしょう。

温かい日本酒は、飲んだ瞬間から体内への吸収が始まるので、その分お酒が抜けるのも早くなると言われています。

飲酒後、いつも二日酔いで悩んでしまう方は、ぜひ燗酒を試してみましょう。 

おいしい燗酒の作り方

 

では、さっそく燗酒の作り方をご紹介していきましょう。

 電子レンジ編

家でお手軽に燗酒を作りたいなら、おすすめしたいのが電子レンジを使う方法です。

500Wで温める場合、お酒1合(180ml)で40秒前後で人肌燗、50秒前後でぬる燗になりますよ。

 

【用意するもの】

  • とっくり
  • 温度計
  • ラップ

 

【作り方】

①とっくりのくびれている部分まで日本酒を入れます。

お酒は温めるとふくらむので、ギリギリまで注がないようにしましょう。

②香りを飛ばさないように、とっくりにラップをします。

③電子レンジにとっくりを入れ、人肌燗にするなら20秒、ぬる燗にしたいなら25秒温めましょう。

④とっくりを取り出してから何度か振り、中の温度を一定にします。

⑤再度、電子レンジの中にとっくりを入れ、目標時間まで温めましょう。

温度計で温度を確認して、完成です。

 

【おいしく作るコツ】

1度に日本酒を温めるのではなく、少し温めてからとっくりを振り、再度温めることで温度にムラができることを防ぎます。

振ることに抵抗がある方は、の工程で日本酒をコップに移し替えた後、再度とっくり に戻すだけでも問題ありませんよ。

 湯煎編

湯煎で燗酒を作る方法は、低温からじっくり日本酒を温めるので、飲みたい温度のお酒を作りやすいです。

お店で出される燗酒を家で楽しみたい方は、ぜひこちらの方法を試してみましょう。

 

【用意するもの】

  • とっくり
  • 温度計
  • ラップ
  • 深さのある鍋

 

【作り方】

①とっくりのくびれている部分まで日本酒を入れます。

お酒は温めるとふくらむので、ギリギリまで注がないようにしましょう。

②香りが飛ばないように、とっくりにラップをします。

③鍋にとっくりを入れ、とっくりの半分ほどまで隠れるように、鍋の中へ水を注ぎましょう。

④鍋を弱火にかけ、水の状態からとっくりを温めます。

⑤温度計で温度を測り、目標の温度まで達成したら完成です。

 

【おいしく作るコツ】

水からゆっくりと温めることで、優しくまろやかな味わいを楽しむことができます。

もし、大きな鍋を使うときは、火が直接当たらない場所にとっくりを置きましょう。

これによって、とっくりの中のお酒をまんべんなくじんわりと温められますよ。

 

燗酒は温度によって味わいが変わる!

 

燗酒とひとことで言っても、温度によって味わいが変わることを知っているでしょうか?

燗酒は30℃~55℃ほどまでの温めた日本酒を指しますが、実は5℃ずつ味わいが変化していくのです。

 

【日向燗(ひなたかん)】

30℃前後の燗酒を指します。

触れてもあまり温かさを感じない日本酒で、飲み口はソフトですが甘みやコクが増しますよ。

 

【人肌燗(ひとはだかん)】

35℃前後の燗酒を指します。

触ると温かみを感じ、お米のふんわりとした甘みを味わうことが可能です。

 

【ぬる燗】

40℃前後の燗酒を指します。

口に含むとほんのりとした温かさを感じられる燗酒です。

甘みや旨みが濃くなり、とろみも出てきますよ。

 

【上燗(じょうかん)】

45℃前後の燗酒を指します。

注いだ際に湯気がふわっと溢れる温度ですね。

お米のコクもしっかりと感じられる上、引き締まった香りやアルコール感も味わえます。

 

【熱燗(あつかん)】

50℃前後の燗酒を指します。

口に含んだ際に、熱いと感じられる温度です。

穀物の香りが広がり、キレの良い辛口を楽しめます。

 

【飛切燗(とびきりかん)】

55℃前後の燗酒を指します。

とっくりを熱くて持てないぐらいの温度です。

 

味のバランスが崩れてしまうので、一般的にはあまりおすすめされていない燗酒ですが、ヒレ酒を行う時はぜひ行ってほしいお酒です。

 

燗酒をアレンジして楽しもう!

 

燗酒の作り方と種類を押えたら、今度は燗酒をアレンジしてみましょう。

こちらでは、おすすめのアレンジ方法をご紹介していきます。

 

では、さっそく燗酒の作り方をご紹介していきましょう。

 ヒレ酒

ヒレ酒とは、炙ったヒレを燗酒に入れたお酒です。

ヒレの香ばしい風味が日本酒に溶け出し、うまみが身にしみます。

一般的にフグのヒレを使いますが、自宅で楽しむ時はエイのヒレなど手に入りやすいものを用意しましょう。

 

【用意するもの】

  • 燗酒(熱燗〜飛切燗がおすすめ)
  • 乾燥したヒレ

 

【作り方】

①魚焼きグリルにアルミホイルを乗せます。

②アルミホイルにヒレを置き、弱火でじっくりと炙りましょう。

③好きな酒器に炙ったヒレを入れ、燗酒を注ぎ完成です。

 

【おいしく作るコツ】

ヒレを炙るときに焦がしてしまうと、焦げ臭い風味が日本酒に移ってしまうので注意しましょう。

ヒレ酒は、注いですぐの瞬間と、少し時間が経った後の味わいが変わってくるので、ゆっくりと楽しんでみてください。

では、さっそく燗酒の作り方をご紹介していきましょう。

 出汁で割る

 出汁で割る

燗酒の出汁割りは、おでん屋さんの出汁を日本酒に注いだことから生まれたそうです。

「え、出汁と日本酒を合わせて飲むの!?」と驚く方もいるしれませんね。

気になるお味ですが、たくさんの旨みをぎゅぎゅっと感じられて、「日本に生まれてよかった。」と思わず呟いてしまうほどですよ。

 

【用意するもの】

  • 燗酒(熱燗〜飛切燗がおすすめ)
  • おでんコンビニおでん(出汁入り)
  • 七味

 

【作り方】

①コンビニおでんを燗酒と一緒に楽しみます。

②おでんの出汁と燗酒を、2:1の割合でグラスに注ぎましょう。

③仕上げに七味を振りかけて、完成です。

 

【おいしく作るコツ】

今回は、手軽にできるコンビニおでんを利用した作り方をご紹介しましたが、もちろん自宅でとった出汁で作ってみても問題ありません。

煮物や味噌汁を作るときに、出汁割りにチャレンジしてみましょう。

 

おうちでゆっくりと燗酒を楽しもう!

自宅で飲むにはハードルの高い印象の燗酒ですが、意外と手軽に作れます。

ゆっくりとおつまみをつまみながら、「どの温度が一番好きかな〜?」なんて楽しむのもオツですよね。

また、燗酒を作る際にはぜひアレンジレシピにも挑戦してほしいところ。

騙されたと思って、試してみてくださいね!

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