16,500円(税込)以上のご注文で、送料無料

日本酒がもっと美味しくなる!酒器の種類と選び方のポイントを解説

日本酒を楽しむために、ぜひこだわってもらいたいのが酒器。

実は飲む器によって、様々な日本酒の味わいを楽しむことができるんです!
いろいろな酒器を試して、日本酒をもっと好きになりましょう◎

日本酒を注ぐための主な酒器を紹介!

ボトルから器へと直に日本酒を注ぐのもいいですが、酒器に入れることで、日本酒の個性を楽しむことができます。

また、酒器は注ぎやすい形状に作られているので、小さな器にもこぼすことなく日本酒を入れることが可能ですよ◎

 徳利(とっくり)

首の部分がくびれており、下が膨らんだ形のとっくりは、日本酒を注いだ時に「とくりとくり」と音が出ることから、このように呼ばれたと言われています。

とっくりに日本酒を注いで、熱燗や冷酒にすると、首がすぼまっているため、熱を逃さず最後まで美味しく楽しむことができるのです。

 片口(かたくち)

口の縁に注ぎ口がついた器のことです。

縄文土器にも見られるような形の片口は、日本酒を注ぐ他、ソースや料理を入れるためなど様々な用途で使われます。

徳利と異なり口が広いので、器に注ぐ時に日本酒の香りをふんだんに楽しむことができるのです。

 ちろり

日本酒を温める時に使う酒器として知られていますが、冷酒を入れても熱が逃げず楽しめる使い方も押さえておいてください。

取っ手がついているため、熱燗にした時も使い勝手が良いのがメリットですね。

中に入れたお酒を均等に温めることで、まろやかで雑味のない美味しい日本酒を楽しむことができます。

日本酒を飲むための主な酒器を紹介!

日本酒を直に口に運ぶ酒器は、その形状によって日本酒の味わいをふんだんに感じさせてくれます。
まずは、名前や用途からチェックしていきましょう。

 お猪口(おちょこ)

日本酒といえば、この形を想像する方も多いのではないでしょうか。

小さなサイズから、少しの量が入る「ちょっと」、または飾らない「直(ちょく)」から「お猪口(おちょこ)」と呼ばれたのではないかと言われています。

サイズに明確な定義はありませんが、少しのお酒が入る器を総称したものです。

 ぐい呑み

ぐい呑みは、その名の通り「ぐいっと呑(飲)める」との言葉が語源となって名付けられました。

よく、おちょことの違いについて語られますが、そもそもおちょこ自体に定義がないのでその境目はあやふやです。

おちょこに比べて「ぐいっと呑(飲)める」器ということから、おちょこよりも深さがあり、口の広いものを指します。

 盃(さかずき)

日常的にはあまり見られない酒器ですね。


普段の家飲み用というよりは、お祝いの席など特別な時に使うものというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

江戸時代にも盃は使われていましたが、場が温まったらおちょこで飲んでいたようです。

昔からフォーマルなものとして使われているのですね。

 升(ます)

神社などに使われる杉やヒノキでできていること、響きが「増す」「益す」と同じことから、縁起が良い酒器とされています。

升の香りが日本酒を引き立て、また違った一面を出してくれます。

升から直接飲むことと、升の中にグラスを置き、グラスへと溢れるように日本酒を注ぐ「もっきり」と2つの飲み方があります。

升から直接飲む時には、角ではなく縁から口をつけるのが正解です。

家で升酒をするなら、升の角に塩を置いて舐めながら飲むのも通の飲み方ですよ。

 ワイングラス

意外に思う方もいるかもしれませんが、最近では日本酒をワイングラスで飲むのがトレンドの1つとなっています。

日本酒のコンテストではワイングラスで試飲するなど、日本酒業界では馴染みのある酒器なのです。

透明なグラスなので、見た目からも日本酒のクリアさを楽しむことができ、ふんわりと花が開くような香りがひろがります。

酒器選びのポイント

 

たくさんの酒器をご紹介してきましたが、ここでは直接口をつける酒器の選び方を解説していきます!

 材質で選ぶ

材質は、味わいだけではなく、目で見ても楽しめるかが重要です。

気になるものを探してみましょう。

ガラス
涼やかな雰囲気が魅力のガラスは、日本酒を目で楽しみたい時にぴったり!
透明な日本酒をガラス製の酒器に注いで、爽やかに楽しむのも良いですし、スパークリングやにごり酒など、インパクトのあるものもおすすめです。
素材ならではの匂いなどもないため、ダイレクトに日本酒のよさを感じられます。

陶器・磁器
日本酒を陶器や磁器製の酒器で口に含むと、まろやかで柔らかな口当たりを楽しむことができます。
粘土を焼いてつくられる陶器に対し、磁器は粘土+石でつくられるので、その分陶器よりもきめ細かくツルツルとした肌触りが特徴です。
2つとも熱燗に最適の素材ですが、陶器は冷酒にもおすすめですよ。


代表的な木を使った酒器ですと、先ほども紹介した升ですね。
木の香りがふんわりと香り、日本酒を引き立たせてくれます。
漆を使った木製の漆器は、持ち手が熱くなりすぎず、中身は冷めにくいといった特徴があるので、熱燗に最適です◎

錫(すず)
見た目もおしゃれな錫の酒器は、日本酒ファンの間で根強い人気があります。
熱伝導率が良いため、温度を楽しむ日本酒に最適であることや、割れたり錆びることがないので、家庭での取り扱いもしやすいですね。
錫の酒器で日本酒を口に運ぶと、雑味が分解され、まろやかな口当たりになると言われています。

 形状で選ぶ

日本酒をスッキリと感じるものから紹介しています。

濃厚な味わいを楽しみたいなら、ラッパ型がおすすめですよ!

ストレート型
主にタンブラーなどの器ですね。
香りはあまり広がらないので、日本酒の風味が苦手で敬遠していた方には一度試してほしい酒器です。
お酒をストレートに感じることができ、スッキリと味わえる魅力があります。
お酒の癖が強いと感じた時におすすめです。

つぼみ型
少し膨らんだフォルムが日本酒の個性を開かせ、バランスよく味わうことができます。
香りを逃さない形をしているので、風味の弱いお酒もより美味しく感じられるでしょう。
おすすめの飲み方は、グラスをひと回しすること。
日本酒の香りが引き立ち、楽しめますよ。

お椀型
逆三角形な形をしたお椀型は、フレッシュな酸味を味わえます。
フレッシュといっても、口が広く空気に触れる面積が広いので、スパークリングには適していません。
甘口、辛口どちらにも適している最もオーソドックスな形なので、1つは持っておきたい酒器ですね。

ラッパ型
口が広いので、最もダイレクトに日本酒の香りを楽しむことができます。
のどにお酒が届くまで、口の中いっぱいに日本酒の風味が広がるので、日本酒好きさんにはぜひ持っていてもらいたい酒器です。
濃厚な味わいで晩酌が捗ること間違いなし◎

 厚さで選ぶ

ガラスなどの薄い酒器は、お酒の味わいがシャープになりますが、陶器などの厚い酒器だと味が丸くなり、飲みやすくなります。

このため、初めて日本酒を飲むときや苦手なお酒を飲むときは、厚めの酒器を選ぶとお酒の欠点を隠してくれるのでおすすめです。

ぴったりの酒器を選んで、日本酒をもっと楽しもう!

空気に触れたり、温度によって味わいが変わる繊細な日本酒だからこそ、いつも同じ器で飲んでいるのはもったいないです!

日本酒の個性に合わせて酒器をチョイスしてみたり、自分の好みに合うような酒器を選んでみてください。

晩酌をぐっと華やかにしてくれる酒器を、ぜひ探してみてくださいね◎


 

チバサケメルマガお酒の楽しみ方やイベント情報を配信中!