日本酒の瓶のサイズにはどんなものがある?人気の一合瓶や二合瓶のサイズも解説!
日本酒を買おうと酒屋に行ったとき、「瓶の種類がたくさんあって、どれを選べばいいのかわからない...」と思ったことはありませんか?
以前は日本酒と言えば一升瓶(いっしょうびん)が一般的でしたが、今では二合瓶や四合瓶(よんごうびん、しごうびん)など様々なサイズが取り揃えられています。
そこで今回は、日本酒の瓶にはどんなサイズがあるのかについて解説していきましょう。
最近人気の一合瓶についても解説しているので、ぜひじっくりと読んでみてください。
日本酒の瓶にはどんなサイズがあるの?
スーパーや酒屋で日本酒コーナーを見ると、大小様々な日本酒の瓶が並べられていますよね。
日本酒をあまり飲んだことがないと、どのサイズが自分にマッチするか悩んでしまうでしょう。
日本酒の瓶は多種多様ですが、通常よく購入されるのは一升瓶や四合瓶です。
では、一升瓶や四合瓶はどれくらいの日本酒が入っているのかについてお話していきましょう。
「一升瓶」「四合瓶」が一般的なサイズ
酒屋で圧倒的に多いのが一升瓶と四合瓶です。
まず、一升瓶のサイズは1800ml。
一合は約180mlであり「十合=一升」なので、このような量が入ります。
同じ日本酒でも、内容量に対する価格を考えると四合瓶よりは一升瓶を買うほうがお得に購入できます。
だからこそ、日本酒好きの人や複数人で集まってお酒を飲むときは一升瓶を選ぶことが多いですよ。
一方、四合瓶のサイズは約720mlです。
日本酒は瓶を開けた後、遅くても1週間以内には飲み切らないと徐々に味が劣化してしまいます。
だからこそ、1人でも飲みやすく満足感のある四合瓶は酒好きの間で定番の日本酒サイズになっているんです。
一升瓶と四合瓶のどちらを購入するのか迷ったら、「この量を1週間以内に飲めるか」で選ぶのがポイント。
また、初めて飲む日本酒は自分の好みではない場合もあるので、心配な人は四合瓶をチョイスするのがいいかもしれません。
なぜ四合の瓶が定着したのか
もともと日本酒と言えば一升瓶が主流でしたが、今では四合瓶も多く販売されています。
では、なぜ四合瓶が現在のように定着したのでしょうか?
昔、日本酒はお客さんが持参する容器を使った量り売りが主流でしたが、日本酒と共に水を入れて量をごまかす悪徳なお店が相次いだので、一升瓶での販売が浸透したと言われています。
しかし、一升瓶は1800mlと大きなサイズなので相当のお酒好きではないとなかなか手を出しづらいですよね。
火入れをしない生酒も販売されたことで、冷蔵庫に保存しやすい四合瓶を多く見かけるようになったのではないでしょうか。
ちなみに、一升瓶(1800ml)の次に小さいのが四合瓶(720ml)なのは、昔使用されていた「盃(はい)」という単位が関係しているからとか。
盃は約720mlを表す単位だったので、一升瓶より少ないサイズとして四合瓶が定着したとされています。
また、余談になりますが四合瓶は「よんごうびん」「しごうびん」と2種類の呼び方があり、通常はどちらを使用しても問題ありません。
ただ、お祝い事やお葬式では「死」を連想させてしまうので、「しごうびん」は使うべきではないでしょう。
四合瓶より小さいサイズも増えている
酒屋では一升瓶や四合瓶を多く見かけますが、スーパーやコンビニなどではそれよりも小さい二合瓶、一合瓶が販売されていることも多いです。
様々なシーンで活用される小さいサイズは、お酒をあまり飲めない人から日本酒好きまで幅広く支持されています。
こちらでは、二合瓶や一合瓶のサイズや特徴を紹介しましょう。
小さいサイズが気になっている方は参考にしてみてください。
家飲みにもおすすめな二合瓶(300~360ml)
四合瓶よりも一回り小さい二合瓶は、300~360mlと内容量が定まっていません。
これは、一回で飲み切れるようなちょうど良い量を提供するためだとか。
日本酒の一合はおちょこで4~5杯分なので、二合瓶ならおちょこ6~10杯分ということですね。
晩酌にぴったりなサイズだからこそ、家で日本酒を楽しみたい人におすすめです。
また、一般的に日本酒1日の飲酒適量は180~360mlとされています。
もちろん個人差はありますが、瓶のサイズに置き換えるとまさに二合瓶1本までということになり、目安として分かりやすいでしょう。
他にも、二合瓶は建物が無事に完成することを願う上棟式(じょうとうしき)にて、建築関係者への引き出物としても渡されることがあります。
人気急上昇中の一合瓶(180ml)
最近よく見かけるようになったのが日本酒の一合瓶。
おちょこ4~5杯で飲み切れる180mlと小容量だからこそ、お値段も手頃で手が出しやすいと話題になっているんです。
日本酒が苦手な人でも「この量なら挑戦してみようかな」と思えるサイズなので、気軽にお酒を味わえるのも嬉しいところ。
一方で日本酒好きさんの「様々な銘柄を少しずつ飲んでみたい!」という贅沢な願いも叶えられちゃうんです。
小さいからこそ名前の知らない銘柄を試すこともできるため、さらに日本酒の奥深さにハマることができます。
加えて、一合瓶の魅力と言えば冷蔵庫に入りやすいということ。
日本酒は日光や温度で味が劣化してしまうので、できれば冷蔵庫で保存しておきたいものです。
ただ、一升瓶や四合瓶だと冷蔵庫によってはなかなか入れることができませんよね。
しかし、一合瓶なら冷蔵庫の場所も取らず、縦置きですっきりと収納することができます。
小さいサイズの瓶が増えている背景
今まで、日本酒と言えば一升瓶や四合瓶が主流でした。
しかし、先ほどもお話ししたように、現在は二合瓶や一合瓶など小さいサイズの日本酒も続々と販売されています。
では、なぜ小さいサイズの瓶がこれほどまでに浸透しているのでしょうか?
実は、小さいサイズの日本酒にはお酒の弱い人からお酒好きの人まで、どんな人にも嬉しいメリットが隠されています。
こちらでは、そんな小さいサイズの魅力に触れながら、販売数が増えている背景についてお話していきましょう。
飲みきりサイズで女性にもピッタリ
二合瓶、一合瓶といった小柄なサイズ最大の特徴は、飲みきりサイズであること。
女性の中にはまだまだ日本酒に慣れていない方も大勢います。
ただ、友達の紹介などで日本酒に興味を持った時、試しの一杯として購入しやすいのが小柄なサイズなんです。
さらに、多種多様な日本酒をお試しできるのも小さいサイズの魅力でしょう。
少量だからこそ、「同じ銘柄の本醸造・純米・大吟醸を飲み比べする」という贅沢な楽しみ方もできちゃいます。
また、一升瓶・四合瓶では値段が高くて手が出せない有名銘柄や古酒などもリーズナブルにゲットすることが可能です。
オシャレな印象でギフトとして人気に
小さいサイズの日本酒はオシャレなデザインのボトルが非常に多いです。
ついつい目を奪われてしまうようなボトルだからこそ、ギフトとしても人気を呼んでいます。
どんなお酒が好きなのか分からない人へのギフトは、小さいサイズで飲み比べができるセットなんて素敵ですよね。
デザイン性の高い小さいサイズの日本酒は、飲んだ後もインテリアとして楽しむことができますよ。
日本酒の瓶は主に4種類!
用途によって選んでみよう 日本酒の瓶は、大きいサイズから順に「一升瓶」「四合瓶」「二合瓶」「一合瓶」に分類されます。
どんな日本酒を探しているのかを考えながら、自分にぴったりのサイズを選んでみましょう。
もし飲みきりサイズの日本酒が気になっているなら、人気の一合瓶をセットにした「千葉銘酒8選」がおすすめ。
隠れた酒どころ千葉県のお米と水を使った8本の日本酒を、ぜひ飲み比べしてみてください。
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