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純米大吟醸酒 完全ガイド楽しみ方4選

日本酒が一番消費される月をご存じですか?

そうです。年末年始の12月と1月が一年間で一番日本酒が飲まれていると言われています。さらに購入に限っては、お正月前の12月にいちばん購入されてると言われています。そんな年末年始の日本酒事情ですが、年末年始のめでたい年の瀬と言えばおいしいお酒が飲みたいですよね。おいしい日本酒と言えば、日本酒最高ランク純米大吟醸。

今回は知っている方も知らない方ももう一度純米大吟醸をについてフォーカスして、純米大吟醸の魅力に迫りたいと思います。純米大吟醸とはなんなのか? 純米大吟醸を徹底解説いたします

純米大吟醸酒

①【純米大吟醸の基本的な定義】

 精米歩合(せいまいぶあい)の基準

純米大吟醸は、酒の原料となる米を精米する際に、米の粒の外側の部分(精白しない部分)の割合を示す精米歩合が非常に低いものです。大吟醸酒は精米率50%以下まで精米されていることが求められます。これにより、米の芯だけを使用し、繊細で洗練された味わいを生み出します。

精米率の最高ランクである大吟醸酒が原料となる米の精米歩合50%以下、吟醸酒が精米歩合60%以下、本醸造酒が精米歩合70%以下などと定義が決まっています。

 純米酒であること

純米大吟醸は、醸造において醸造アルコールを添加しない「純米酒」であることが求められます。日本産の米とこうじ、水だけで造られたものが日本酒の純米酒として定義されます。

 精米率50%以下+純米酒

上記より、大吟醸酒と純米酒の特性を合わせたもの、つまり大吟醸かつ純米酒な日本酒が純米大吟醸酒となります。日本酒の最高ランクに位置するお酒で贅沢で高級な酒でもあります。

②【純米大吟醸の味わいと特徴】

 味の特徴

日本酒の原料となる米を50%以下にまで精米すると繊細で洗練された味わいを生み出します。

米の中心はデンプン質が多く含まれ、表層部は脂質、ビタミンやたんぱく質が多く含まれています。 お米の外側を削ることにより酒造りに不必要な成分をそぎ落とし、中心部分のデンプン質のみを使用することによってより繊細な味を引きだします。近年ではより究極の繊細さを出すために精米歩合30%台の大吟醸酒などが発売されてたりもしています。

参考⇒ 精米歩合35% 超特選大吟醸

 

 香りの違い

吟醸香(ぎんじょうか)と呼ばれる日本酒ならではのフルーティーで華やかな香りを強くもつのが純米大吟醸酒の特徴です。

米と麹と水からのみで、つくられる日本酒ですが、酵母によってすばらしい華やかな香り放ちます。中にはリンゴやバナナ、パイナップルのような香りをもつ日本酒も。

近年酵母の研究や、独自の酵母開発も行われており、よりフルーティな日本酒が続々と誕生しています。これまでオジサンの飲むお酒というイメージが強かった日本酒もこのフルーティーな日本酒の登場で女性や20代の若い方からも好まれるようになってきています。

 

③【純米大吟醸の選び方】

 ブランドの選び方

純米大吟醸は日本酒の最高ランクのお酒なので高価なものが多いです。720mlのボトルですと、安くて2000円台後半、高いものですと1万円以上のものまで様々です。

普段飲みするには、高価なお酒ということで記念品、ギフト用、贈答用などに利用されています。なかなか普段飲みなれない純米大吟醸酒をプレゼントで貰うのはとてもうれしいものですね。

ギフト用に、外観やボックスやボトルデザインなど、味だけではないこだわりも非常にありますので、選ぶのも楽しみのひとつです。

 

 蔵元のこだわり

日本酒は地域性のあるお酒です。

純米大吟醸酒ならではの米と麹と水だけでできた特性を活かし、地元の地域の米で仕込まれたものや、地元の魚介との組み合わせを意識したお酒などを選んでみるのはいかがでしょうか。

例えば千葉の銚子市は日本一の漁港として有名ですが、そんな銚子市の蔵元「石上酒造」では魚介料理、特に白身のお酒とよく合う「銚子の誉(ちょうしのほまれ)」という銘柄が有名です。

地元に根差した、こだわり・厳選の1本を選ぶ楽しさがあるのも日本酒の魅力です。

 

④【純米大吟醸の楽しみ方】

 適切な温度での飲み方

純米大吟醸は冷やで飲みます。熱燗で飲むことは、全く無いと言えます。

理由としては繊細で洗練された味を楽しむには冷やで飲むことが良いからです。10℃ぐらいの温度の冷酒が一般的ベストと言われています。冷やした純米大吟醸は、口にいれて体温に温められたときに華やかな香りと味が大きく広がり、洗練さや繊細さを味わうことが可能です。

 グラスの選び方

純米大吟醸酒は日本酒の中でも一番香り高いものです。近年はワイングラスに注いで飲む方も多くいます。ワイングラスに注ぐことによりグラスの中でより香りが花開きます。

また日本古来のお猪口(おちょこ)でも十分楽しむことも可能ですが、盃(さかずき)はよりお酒の表面積が増えて香りが立ちますので、こちらもオススメです。日本伝統の酒器もぜひ試してみて下さい。

 料理との相性

フルーティーで華やかな香りをもつ純米大吟醸酒は、薄味やたんぱくな料理との相性がいいです。

具体的には寿司、蕎麦、刺身、カルパッチョ、魚の塩焼き、山菜の天ぷらなどです。寿司やお刺身には赤身白身青魚などがありますが、特に白身におすすめです。フルーツや和菓子にも合います。いままで発見されてこなかった相性のいい料理もまだまだある可能性も大きいです。

また料理には個人的な好みもたくさんありますので、相性を探求していくのも日本の面白みです。

 

チバサケの純米大吟醸おすすめ

純米大吟醸 きのえね 山田錦50

純米大吟醸 きのえね 山田錦50
 

さらりとしたお米の旨味と奥深い味わい

創業から300年の伝統を大切にしながら、柔軟に変わり続ける勇気をもって酒々井発“SAKE”文化を創造する飯沼本家の代表銘柄「甲子(きのえね)」の純米大吟醸。

熟したリンゴや洋ナシなどを連想させる果物のフルーティーな香りと、スーッと口の中で余韻を残しながら消えていくさらりとした米の旨味が感じられる奥深い味わいが特長。

日本酒ビギナーの方にもおすすめです。

 
【基本情報】
アルコール度数:16%
内容量:720ml
原材米:山田錦
   

東薫 叶 大吟醸(東薫酒造)

東薫 叶 大吟醸(東薫酒造)
 

千葉県を代表する純米大吟醸

銘柄の名称は「夢が、叶う」に由来しています。原料米は最高酒米とされる兵庫県産山田錦。ラベルに描かれている「猩猩」(しょうじょう)は、能や歌舞伎の演目にもある、いくら飲んでもけっして酔っ払わない妖怪。

過去「全国新酒鑑評会」で金賞を18回受賞し、千葉県を代表する大吟醸となっています。テレビ「笑ってコラえて」にてキスマイの藤ヶ谷太輔さんが飲まれたお酒としても有名になりました。

 
【基本情報】
アルコール度数:17%
内容量:720ml
原材米:山田錦(兵庫)
   

大多喜城 純米大吟醸(豊乃鶴酒造)

大多喜城 純米大吟醸(豊乃鶴酒造)
 

味と香りのバランスを楽しめます

日本酒の味を深く追求し、ていねいにつくることを大切にしている「豊乃鶴酒造」が生み出す純米大吟醸。

兵庫県産「山田錦」の特等米100%でじっくり熟成させることで、角がとれ丸みのある味わいに仕上げました。 米の香りとはなやかに漂う吟醸香、そして、あと味には爽快な辛み。そのハーモニーをお楽しみください。

 
【基本情報】
アルコール度数:15%
内容量:720ml
原材米:山田錦(兵庫)
   

純米大吟醸のまとめ

日本酒の中でも最高峰とされる「純米大吟醸」。純米大吟醸とは、最高品質な日本酒で、各蔵元の純米大吟醸酒は最も権威のある銘柄です。

その製造プロセスはまさに、製造元である酒蔵の真摯な姿勢と技術の結晶です。

最高品質な米を選び、その中でも芯の部分だけを使用するため、洗練された味わいが生まれます。厳選された酵母を用い、繊細で華やかな香りを引き出し、味わい深い日本酒です。

 

深い味わいや独特な香りは、日本酒愛好者を虜にしてきました。またギフトとしても最良の選択肢のひとつになるでしょう。

本記事では、純米大吟醸の基本から選び方、楽しみ方までを徹底解説しました。新しい銘柄の登場や最新のトレンドにも触れつつ、これからも進化し続ける純米大吟醸の未来に期待が膨らみます。日本酒の奥深さを存分に楽しむために、ぜひ純米大吟醸を試してみてください。

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